ナックルズの表紙第二弾。今回は麻原、オウム特集と言う事で。記事自体もなかなか興味深いものでした。

雑誌の表紙ってのも難しいもので。前回のグリコで思っていたような上がりとちょっとずれていた所を反省して作ってみた。そして又反省。表紙自体はあまりヘビーにならないように天国感を出そうと。本当の犯人は誰だったのか。麻原自体に対して警察がしている事等も色々と聴きました。むーん。

上にあるマークは梵字で「阿吽」。オウムとはサンスクリット語で阿吽の事。阿吽の呼吸でなんともまあ恐ろしい事を企てたものです。

この表紙を作るのに色々資料を観たりしたものの中で一番印象に残ったのは森達也さんの「A」というドキュメンタリー。論点がそれてしまうが国家権力の恐さをまざまざと見せつけられる場面には驚きをかくせなかった。このドキュメンタリーはフジテレビで流せなくなってお蔵入りして、記憶が正しければA2とあわせて映画として公開されたと思うが、現在はビデオ等でも見れると思うので興味のある方は是非！罪を犯したものは誰なのか、真の被害者は誰なのか。色々考えさせられます。僕は比較的割り切りが早い方で余程の事が無ければ考えを変えないので、オウムの麻原、荒木などに対しての考えは今も変わらないのですが、このドキュメンタリーに出て来る人間はもやもやとしながらも団体の人間達と関わっていくうちに彼らを受け入れてしまう人間も出て来たり。理解に苦しむような、そうした方が人間らしいと感じてしまうような。